2019年 12月 20日
Wacken③
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とうゆう訳で明けていよいよ本番当日を迎えた。
コージも準備できたようなので朝食のテントに行ってみた。結構うまかった。
そうこうしていると時間も経ち、 各々が準備が整ったようなので、コンテナに預けた機材をピックアップしてバンド用の車にのって 会場へ移動だ。 テツシ80%状態。そんでバンド楽屋テントに移動する。ここは出番の順に3バンドくらいが一つのテントを時間で区切って使うシステム。 ではあるがかなり緩いので、良いか悪いか大抵は常に使えた。 中はこんな感じ、冷蔵庫、飲み物、お菓子、完備。すごい。(左に写っているのがユウちゃんで、彼はハチマキをぐっと巻いて臨戦態勢。ヤル気だ。) 撮影させてほしいとかで、リクエストに応える。 テツシ100% こんな事も。
準備が出来たところで再び車に乗りバックステージの入り口まで車で移動。 実はこれが一番興奮したと言っても過言ではない。 いわゆる”まるでロックスター”みたいな感じに想像してもらえれば近しいのではと思う。 到着した車のドアを屈強なタトゥー入りスタッフが開けて注意事項をしゃべっているようだ。 どうやらダイブやモッシュ、ウォールオブデスを促すな。的な事だった。 私は「おいおい、俺達はよぉ、もっとデンジャーな事しちゃうぜぇ?」 と言いたかったが、ここはひとつ屈強スタッフの立場も尊重して 目で諭してやった。
いよいよセッティングを開始するという時、マツナガ氏が私らの機材を持ってくれる。 ベニーさん(現地スタッフ)やユウちゃん(現地スタッフ)も機材を運んでくれる。 そんなことまで良いのにと言う私に、マツナガ氏は私に言った 「バンドが演奏に集中できるようにサポートしなければならないんです。」 感動した。 荷物を持ってもらえるサービスに感動した訳じゃない。 「バンドが演奏に集中できるように」 マツナガ氏、オクムラ氏、ベニーさん、ベニーさんの彼女、ユウちゃん みんなが我々Vanishingが良いステージをする為に動いている。 これはもう一つのファミリーと言っても過言では無い。 誰もがVanishingが上手くいく事を願っていた。 そうだ、 WE ARE THE ROAD CREWだ。 もっと言うと、今まで、それからWackenが決まってから応援してくれてる人達を含めて ROAD CREWと感じた。 私はここに来て大切な事を再認識した。
そしてセッティングのためにステージに上がる。 ん?...おや?客がぜんっぜんいない。 多分20人くらいしかいない。 いなぁーーーい。 まるで終わった後のサーカステント... ぶっちゃけあまりに人が少なすぎてチョット笑ってしまった。
だが 奇跡はここからだった。 セッティングを進めると共に、人が増える、増える、増える‼‼‼‼ 何が功を奏したのか分からないけどとにかく増えるんだわコレが。
マツナガ氏のBlogから拝借。
もう少し色んな写真があったと思うんですが、なぜ?ってタイミングで スモークをがんがんに出されて煙に包まれてる状態が何度かあってなかなか撮影が難航したようです、 まぁそれも思い出か。 ちょっと写真を探しておきます!汗
とにもかくにもFREEDOMで踊る事もJUNGLE BABYでコールアンドレスポンスもクリアする事ができてホッとしたし、 英語でのMCはもちろんする必要があったのだが、私は実はこの日、日本語の曲は日本語で歌った。 Wacken様に英詩に直そうかと思ったが、どうしても気が乗らなかったのだ。 理由って理由はなんていうか、とにかく日本語で歌いたかった。 今思えば本番は歌詞の内容よりも”熱量””で勝負したかったんだと思う。 ”ライブで何かを伝える”っていうのは歌詞の内容じゃないんだと思う。 もちろん歌詞が持つ重要性は分かっているが ライブで歌詞を一字一句聞き取るのって困難だと思うし、では、そのステージから感じ取れるもの っていうのは何だろうって考えたら、それに瞬間に賭ける”熱量”なんじゃないかなって思ってたんじゃないかな。 って感じだったんだろう。
そんなこんなでテツシもコージも各々、感じる事が多いステージだったんではないだろうか?
私は演奏しながら思った。人生は不思議だなと思った。 私達の作った曲が、3人で考えたコンセプト、ファッションが、沢山の人たちの応援の力によって 沢山の国の違う人達の前で披露される事の不思議。
大げさではあるが奇跡とさえ思った。
そんな気持ちの中で私の、私達のWackenは一旦は終わったのでした。
「精一杯」
やった。
思い出しながら綴っているのでまた書きます。
つづく...
まぁぐっすり寝れたっちゃ寝れたし、時差ボケも無く気温も天気も良好。少し暑いくらいだ。
私は若干早起きしたので一人で散歩をする。自分らのテントフィールドを出てひたすら歩く。
何故ならシャトルバスがまだ始動していないからだ。途中普通の農道に出てしまったようで
地元の農家のおじいさんと目が合うが、ここで目を逸らしたら負け的な感じがしたので、しばらく
見つめてやった。相手が悪かったな。
ひたすら広大な敷地をてくてく歩いたりしてテントに戻る。
出番は17時くらいだったと思うが、なんとなく早めに準備しといた方がいいだろうと思い
準備を始める。
やはりここで一番ネックになるのは”髪型”である。
しかしマツナガ氏が準備してくれたかなり強めのスプレーで絶好調な感じだ。
メイクもパリッと決まって申し分ない。幸先がいい。
が、なんとなく疲れてしまったので椅子に座ると寝落ちしてしまったようだ。
by FOLKEIIS
| 2019-12-20 17:16